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資金繰り表の作り方 売掛金回収


資金繰り表の作り方 売掛金回収

売上は現金売上と掛売りに大きく別けることができます。
それを回収方法によって、現金売上と売掛金回収、手形回収に別けて資金繰り表に記載します。
これが資金繰り表 経常収支の収入科目です。・・・。

資金繰り表の売掛金回収の科目では、掛売りの売上を回収した金額を記載します。
・・・。

資金繰り予定表の現金売上を作成する際に用意するものは次の2点です。

<用意するもの>
売掛金管理表?売掛金元帳?
現金・預金出納長
利益計画書(損益計画書)

売掛金管理表がある場合 

売掛金管理表があれば資金繰り表の現金売上欄を作成するのは簡単です。
売掛金管理表の入金金額の合計を資金繰り表に転記します。
・・・。

売掛金管理表がある場合の資金繰り表への転記例をご紹介します。

<売掛金管理表 例:>
9月売掛金管理表
売上先名 前月繰越 当月売上 当月入金 当月残高
E社 100,000 200,000 ①100,000 200,000
F社 200,000 300,000 ②200,000 300,000
G社 300,000 200,000 ③300,000 200,000

売掛金回収欄には、掛売りの回収金額を書きます。
つまり売掛金管理表の当月入金欄にある①100,000 ②200,000 ③300,000 
その合計金額④600,000が9月分の売掛金回収の対象金額になります。

これを資金繰り実績表に転記します。

<資金繰り予定表 例:>
9月実績 10月実績 11月実績 12月計画
前月繰越

現金売上 100,000
売掛金回収 ④600,000
手形回収

この要領で10月分、11月分と売掛金回収欄を作成していきます。

このように売掛金管理表があれば、当月入金の金額を合計して資金繰り表に転記するだけで
売掛金回収欄を作成できます。

売掛金管理表の作成は簡単です。資金調達コンサルタント。
作成していない方は是非作成してください。

現金・預金出納帳がある場合

売掛金管理表がなくても、現金・預金出納帳があれば簡単に資金繰り表の売掛金回収欄を作成できます。
現金出納帳の掛売り入金の金額と預金出納帳の掛売り入金の金額を合計して資金繰り表に転記します。

<現金・預金出納帳 例:>)
<現金出納帳>
年月日 摘要 入金(借方) 出金(貸方) 差引残高
繰越し 100,000
9/12 A社へ○○支払 10,000 90,000
9/15 B銀行普通預金より ①10,000 100,000
9/20 C社売上代金 ②100,000 200,000
9/30 D社へ○○支払 100,000 100,000
合計 110,000 110,000

<預金出納帳>
年月日 摘要 入金(借方) 出金(貸方) 差引残高
繰越し 200,000
9/12 D社へ○○支払 20,000 180,000
9/15 E社売上代金 ③100,000  280,000
9/20 F社売上代金 ④200,000 480,000
9/30 G社売上代金 ⑤300,000 780,000
合計 600,000 20,000

売掛金回収欄では、掛売りの売上の入金金額だけを書きます。
つまり現金出納帳①10,000や現金売りの場合の売上代金の②100,000は売掛金回収欄の対象金額になりません。

預金出納帳の③E社売上代金の100,000、④200,000、⑤300,000 が対象金額です。
この合計金額⑥600,000を資金繰り表に転記します。


<資金繰り予定表 例:>
9月実績 10月実績 11月実績 12月計画
前月繰越

現金売上 100,000
売掛金回収 ④600,000
手形回収


資料を用意できない場合

売掛金管理表や現金・預金出納帳を作成していない場合には、
総勘定元帳や仕訳帳から掛売りの入金の金額を資金繰り表に転記します。

ここでは総勘定元帳や仕訳帳から資金繰り表に転記する方法はご紹介しませんが、
掛売りの得意先から入金があった文を抜き出す方法で資金繰り表に転記します。

・・・。

資金調達コンサルタントとは、創業融資などにおいて、創業計画書、資金繰り表、事業計画書などを作成し、再リスケなど、資金の調達をコンサルタントします。
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