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月次試算表から資金繰り表の作り方
月次試算表から資金繰り表の作り方とは
そもそも月次試算表とは、伝票や仕訳帳から総勘定元帳の各勘定に正しく転記できているのかを調べるための表です。別名月次決算書といわれており、その名の通り、毎月の売り上げや経費などをひとまとめにしたものと単純にお考えください。
ここでは、合計残高試算表を作成していることを前提として、月次試算表から資金繰り表の作り方を解説します。
まず月次試算表から資金繰り表の作り方ですが、おおむね次の手順で作成することになります。
月次試算表から資金繰り表を作成する手順
1.入出金と関係ない項目を削除する
月次試算表には、減価償却費や賞与引当金のように実際には支出していないのに、月次試算表に記載されている項目があります。そもそも
資金繰り表は実際の入金や出金を記載するための表なので、これらの入出金とは関係のない項目を削除します。
2.経常収入、経常支出欄を作成
経常収支と経常支出欄を順番に作成していきます。特に経常収支に関しては、たとえば現金売上は該当する月の売上から該当する月の売掛金の借方の金額をマイナスすることで、簡単に求めることができます。これは月次試算表から資金繰り表を作成するうえで、とても大切なことになります。
3.財務収入、財務支出欄を作成
銀行からの借入は、財務収入に書きます。借入なので、財務支出の欄に書いてしま方がいますが、これは間違いですので、
注意してください。